「IRIAMで配信を始めたいけど立ち絵を用意できない」
「立ち絵を制作する際の費用を抑えたい」
IRIAMで使用できる立ち絵を用意する費用はいくらかかるのでしょうか。
今回は立ち絵を用意する方法や、立ち絵を制作するうえで注意すべき点を詳しく解説します。
これを読めばIRIAMで使用できる立ち絵について理解を深めることができます。
結論から言うと、費用を抑える一番の方法は自分で描くことです。自分で描くことで著作権に悩むこともなくなります。
IRIAMの詳細は、以下の記事でまとめています。

そもそも立ち絵とは?
立ち絵とは、キャラクターが立っているポーズや状況を描いた、一枚の静止画またはイラストのスタイルです。
ビジュアルノベルやゲーム、アニメ、ウェブコミックなどのメディアで使用されます。
ゲームでは、キャラクターの詳細を説明される際や、ゲーム内の会話パートなどに使用されることが多いです。VTuberでは、バーチャルアバターとして使用するキャラクターのイラストを使用しています。
立ち絵には、顔まわりだけのもの・バストアップ・全身などのパターンがあり、まずはベースとなるイラストを先にデザインします。
立ち絵の制作時には、喜怒哀楽の表情差分・衣装変更・ポーズ差分などバリエーションを事前に用意することが多いです。
IRIAMで使う立ち絵を用意する方法
IRIAMで立ち絵を用意する方法は4つあります。
- 自分で描く
- イラストレーターに依頼する
- フリー素材を探す
- 事務所に用意してもらう
自分で描く
立ち絵は自分で描くことがコストがかからず、著作権などに悩まなくなります。
最近ではイラストを描くための機材やイラストを描くためのソフトが充実してきました。また、イラストの描き方など、YouTubeなどを通して学べるようになりました。
まず、自分が描きたいキャラクターのコンセプトを明確にすることが重要です。
コンセプトには、キャラクターの性格や背景、物語の要素が含まれます。これらの要素をしっかりと練り上げることで、キャラクターに一貫性と深みを与えることができます。
自分でイラストを描くことは自分の特徴や個性を見直すきっかけにもなります。
立ち絵は自分のうつしみとなるモノです。IRIAMは顔出しを配信しないという特性上、立ち絵でリスナーや他のライバーに周知してもらわなければなりません。
IRIAMではイラストを変更できるので、自分で用意した立ち絵を何度でも修正し、よりよい立ち絵を用意し、リスナーと他のライバーに周知してもらえるようにしましょう。
立ち絵を描く過程でキャラクターに対する愛着も深まり、そのキャラクターを通じての活動に対するモチベーションも高まることでしょう。
イラストレーターに依頼する
立ち絵を用意する際にイラストレーターに依頼することで楽に用意できます。
まず、初めにイラストレーターを見つけるためのリサーチを行います。
Twitter、Pixiv、ココナラなどのプラットフォームでは、さまざまなスタイルのイラストレーターが活動しています。
ここで、自分が求めるスタイルに合ったイラストレーターを探し、過去の作品や評価を確認して、信頼できるかどうかをリサーチします。
また、予算の範囲内で依頼できるかも重要です。
イラストレーターによって価格設定が異なるため、予算と相談しながら選びましょう。
依頼するイラストレーターを見つけたら、直接イラストレーターに連絡を取ります。
依頼内容を伝える際には、キャラクターの詳細な説明を含めることが重要です。例えば、キャラクターの性別、年齢、髪型、服装、表情、ポーズなど、具体的な要望を伝えます。自分の特徴を織り交ぜるのもの面白いかもしれません。
参考になる画像や資料があれば、それも一緒に送ることで、イラストレーターがイメージしやすくなります。
目や口などのパーツを分けて描いてもらうことがIRIAMでは重要になるのでしっかり伝えましょう。
依頼内容が固まったら、納期や予算についても話し合います。
予算については、あらかじめ決めた範囲内でイラストレーターと合意し、支払い方法やスケジュールについても明確にしておきましょう。
イラストレーターに制作してもらってから揉めることがないようにしましょう。
フリー素材を探す
IRIAMで立ち絵を用意する際に、フリー素材を活用する方法は、コストを抑えつつクオリティの高いキャラクターを手に入れたい場合に有効な選択肢の一つです。
まず初めに、どのようなキャラクターを探しているかを明確にすることが大切です。
キャラクターのスタイル、性別、雰囲気、そして用途に応じた要件をリストアップします。
これによって、具体的なイメージを持ちながらフリー素材を探し始めることができます。
次に、フリー素材が提供されている専門サイトを探します。
専門のサイトには、イラストレーターが提供しているフリーの立ち絵素材が豊富に揃っており、自分が求めるスタイルに合った素材を探すことができます。
また、素材を使用する前に、必ず利用規約を確認することが大事です。
フリー素材の中には、商用利用が禁止されているものや、クレジットの記載が必要なものがあるため、これを守らないとトラブルになる可能性があります。
フリー素材をダウンロードした後は、IRIAM用に立ち絵をカスタマイズすることが大事です。
IRIAMで使用する場合、キャラクターの目や口が独立して動くため、素材がそれに対応しているかを確認する必要があります。確認方法としては一度IRIAMにアップロードします。
IRIAMではイラストは何度でも変更ができるので、動作確認はしっかりするようにしましょう。
フリー素材を活用することは手間や費用を大幅に削減でき、クオリティが高いキャラクターを入手できます。しかし、同時に多くのユーザーが同じ素材を使用する可能性があるため、オリジナリティを高めるために利用規約を守りながらカスタマイズをすることが重要になります。
参考:立ち絵素材 わたおきば
事務所に用意してもらう
IRIAMで立ち絵を用意する際に、事務所に用意してもらう方法は、事務所に所属することが前提となります。
Vライバーや配信者として活動する場合、特定の事務所に所属することで、さまざまなサポートを受けることができます。
多くの事務所では、所属ライバーのイメージやコンセプトに基づいたキャラクターをプロのイラストレーターに依頼して制作する体制が整っています。まず、自分がどのようなキャラクターを望んでいるのかを明確に伝えることが重要です。
キャラクターの性格、外見、カラーリング、衣装、雰囲気など、細かい要望をリストアップし、それを事務所の担当者やイラストレーターに伝えます。
完成した立ち絵は、IRIAMにアップロードして使用することになります。
事務所によっては、立ち絵の使用に関するガイドラインや推奨設定が提供されることもあり、より効果的に立ち絵を活用できます。
事務所に立ち絵を用意してもらう方法は、配信活動に一貫性が保たれるというメリットもあります。
事務所退所後に立ち絵が使用できないという規約がある事務所があるので、事務所に用意してもらう際、規約はしっかり確認しましょう。
事務所によっては、所属するライバーに対して立ち絵やロゴなどのビジュアル素材を提供するサービスを行っているところもあります。
おすすめのライバー事務所については、以下の記事でまとめています。

IRIAMの立ち絵での注意点
IRIAMでは立ち絵を用意するのに注意すべき点があります。
- 立ち絵に基本仕様を守る
- 審査に通りづらいイラストがある
- 立ち絵アップ後に動作や細かい設定をする
立ち絵の基本仕様を守る
IRIAMで立ち絵を使用する際に、基本仕様を守ることは、キャラクターが正確に表示され、スムーズに動作するために非常に重要です。
前提として立ち絵の解像度とサイズ、ファイル形式について注意が必要です。
IRIAMでは、背景が透過されたPNG形式のファイルが一般的に推奨されます。これにより、キャラクターが異なる背景で使用される場合でも、周囲に不要な背景が表示されず、自然な見た目を保つことができます。
これらの基本仕様を守ることで、IRIAMでの立ち絵がスムーズに動作し、見栄えの良い、高クオリティな仕上がりとなります。
立ち絵を作成する際には、これらの要素を念頭に置き、細部にまで注意を払うことで、視聴者に好印象を与えることができるでしょう。
審査に通りづらいイラストがある
IRIAMで立ち絵を使用する際、立ち絵の審査を通過することは不可欠です。
露出の多いイラストや、性的に挑発的なポーズや衣装を描いたキャラクターは、審査に通りづらいとされています。
また、暴力的な表現や過激な描写が含まれるイラストも、審査を通過しにくい要因となります。
具体的には、武器や血液が強調されたイラストは、ガイドライン違反とされることがあります。
さらに、他の作品やキャラクターの権利を侵害するようなイラストも審査に通りません。
たとえば、著名なアニメや漫画のキャラクターに似たデザインや、既存のキャラクターのコスプレをしたキャラクターなど、著作権を侵害する可能性のある立ち絵は問題となります。
オリジナリティを持ったキャラクターデザインを心掛け、他者の作品を模倣しないようにしましょう。
最後に、アプリの運営ポリシーに合致しない内容やメッセージが含まれている場合も、審査に通りにくいです。
例えば、宗教的、政治的なメッセージが含まれていたり、特定の社会的問題に対する強い意見が描かれているイラストは、審査で問題視される可能性があります。
IRIAMは幅広い年齢層のユーザーが利用するライブ配信アプリであり、そのためのガイドラインが存在します。
これに違反するようなイラストは、適切な修正を求められることがあります。
この審査基準を遵守し、それに沿ったイラストを作成することで、スムーズに審査を通過し、問題なく立ち絵を利用できるようになります。
立ち絵アップ後に動作や細かい設定をする
イラストをアップロードしたら、細かい設定をしていきましょう。
初めにミニキャラの追加やイラストの更新ができます。

配信中にミニキャラに変更できすが、ミニキャラは動かすことができないので注意が必要です。イラストの更新はすべての設定を変更してからでも可能です。
続いて背景を変更します。

背景には最初のデフォルトを含め7種類あり、その中から1つ選択し、背景を変更します。また、背景の色と濃淡も変更できます。
色には最初のデフォルトを含め10種類あり、その中から1つ選択し自分好みにカスタマイズしましょう。

最後に、パーツ毎の動きやすさや動いた際の位置を変更できます。

デフォルトの戻すことができるので、自分にあった配置にしましょう。
また、対応しているモデルによってはパーツなどの動きやすさを変更できます。

しかし、この設定はアプリ側で非推奨な設定なので、あらかじめ設定されている「なめらかな動き」で問題ありません。

IRIAMの立ち絵についてのよくある質問
まとめ
IRIAMで立ち絵を制作する際、ガイドラインを遵守すること、著作権を守ることがとても重要になります。
この二つを守ることでIRIAMでの配信をスムーズにできます。
また、SNSで制作を依頼する際、費用で揉める事案は実際に発生しています。費用が気になるのであれば自分で描くことが一番費用を抑えることができ、さらに著作権も気にする必要もありません。
これからIRIAMで配信を始める人で、立ち絵を用意するのを考えている人はIRIAM公式のガイドラインをしっかり確認しましょう。