この記事を読んでいる方は、ライブ配信をしてみたいと考えているのではないでしょうか。
あるいは、既にライバーとして活動しているものの、なかなか結果が出ず悩んでいるのかもしれませんね。
ライブ配信は「おしゃべりするだけでインフルエンサーになれる」「在宅で稼げる」などと言われる人気の副業ですが、実際にやってみて思ったように稼げず挫折して辞めてしまう人も多いのが実情です。
筆者もその一人で、家で手軽に稼げる方法としてライバーをはじめたものの思ったように稼げず悩んだ経験があります。
しかし自身の配信を見直し工夫した結果、月収100万円を達成できました!
本記事では、ライバー経験ゼロ・ライブ配信を見たこともしたこともない素人から始めた私がライブ配信で月収100万円を達成するまでの流れを詳しく解説していきます。
これからライバーとして稼いでいきたい方や、ライブ配信がうまくいかず悩んでいる方はきっと参考になるので最後まで読んでみてくださいね!
ライバーで月100万円を達成するまでの流れ
ライブ配信開始
私がライブ配信をしてみようと思ったきっかけはinstagramのスカウトDMでした。
当時、新型コロナウイルスの影響で仕事が無くなった影響で、在宅でできる仕事を探していました。
そのタイミングでライバー事務所からスカウトされ、やってみることにしたのです。
当時、インスタのアイコンを顔写真にしていたからか、たまにDMでライブ配信のスカウトが来ることがありました。
どれもテンプレ通りのコピペしたような内容で「投稿内容拝見してライバーに向いていると思ったのでDMしました!時給保証あります!」というようなものがほとんどでしたが、その中で何となく目に留まったものに「興味あります」と返信してみました。
すぐに返信が来たので契約内容を聞き、損することも無さそうだったので所属してみることにしました。
事務所から勧められたアプリは「Pococha(ポコチャ)」だったのですが、当時私はライブ配信未経験で、視聴した経験すら無かったので、いくつか配信を視聴してイメージを掴んでから始めることにしました。
初配信のときはアプリのシステムすらよくわからず、とにかくコメントを読んで応えることに必死であっというまに2時間程が経っていました。
1ヶ月間で15日ほど配信して、初月の月収は15,000円ほどでした。
決してライバーとしては高収入ではありませんが、在宅副業初心者としては稼げた方ではないでしょうか。
ライブ配信で月10万円を達成するまで
配信開始から4ヶ月目にB帯にランクアップして、月収10万円を達成しました。
10万円を達成するためにやったことは、配信時間を工夫することです。
初心者の頃は、まだ私を推してくれるリスナーはいませんでした。
来てくれるリスナーのほとんどは他に推しがいて、推しが配信していない時間に私の配信に来てくれていました。
そこで、他のライバーが配信していない時間に配信して、とにかく常連リスナーを増やそうと考えたのです。
具体的には、早朝や平日の午前中に配信しました。
平日の夕方から夜、いわゆるゴールデンタイムと呼ばれる時間帯は、リスナーの数も多いですが配信しているライバーの数も多いので、初心者の枠にはリスナーが集まりづらくなるからです。
C帯(月収5〜8万円ほど)からなかなかランクが上がれなくなり悔しい思いもしたのですが、毎日の配信を休まず継続しました。
ライブ配信で月30万円を達成するまで
月収30万円を達成したのは、配信を始めてから10ヶ月が経った頃でした。
この頃にはライブ配信の収入で生活できるようになっていて、お金のためだけではなくS帯ライバーになりたいという目標ができていたので、他にやっていたアルバイトをやめてライブ配信の時間を増やしました。
月収20万円前後の頃に30万円突破を目指してやっていたことをいくつか紹介します。
- リングライト、ミキサー、ゲーミングチェアを導入した
「ライバーっぽさ」を視覚的に演出することで、リスナーの意識を「無料で見れるけど気が向いたらアイテムを投げる」から「プロにアイテムを投げて応援する」に変える目的でした。
- オリジナルのアイテムリアクションを考えた
アイテムをもらったときに「また見たい」と思われるようなオリジナルのアイテムリアクションをすることでもらえるアイテムの量が増えました。
- ファミリーのメンバーに頼るようにした
初心者の頃はリスナーに対して「お客様」という意識でしたが、「一緒に枠を作る仲間」と発想を変えました。
ファミリーのメンバーに頼ったりお願いすることで距離も縮まり、枠の団結が強まりました。
ライブ配信で月100万円を達成するまで
月収20万円前後(A帯)で停滞した時期があったのですが、そこを抜けるとスムーズにランクアップできて、目標にしていたS帯に到達することができました。
S帯をキープするだけでもかなり大変でしたが、ライブ配信を始めてから1年2ヶ月ほど経つ頃には毎月S3〜4ランクをキープし月収70万円程度をコンスタントに稼げるようになっていました。
ついに月収100万円を達成したのは、初めて配信をしてから約1年半、S5ランクでイベントに出た月でした。
月収70万円台から月収100万円を目指す段階では、心理学やマーケティングなど、自分自身のスキルを磨くことに注力しました。
自分がトップライバーにあと一歩届かないのが悔しくて、S5〜S6ランクのライバーの配信を見に行ったときに、自分に足りないものが「会話からアイテムに繋げる話術」だと気付いたからです。
さらに、リスナーと親しくなればなるほど、ランクを維持するために同じリスナーから毎日沢山のアイテムをもらうことに罪悪感や抵抗が生まれてしまったことから、新規リスナーの集客のためにマーケティングの知識が必要だと考えました。
実際、心理学を学んだことで雑談をきっかけに楽しい雰囲気でアイテムをお願いできるようになったり、マーケティングの知識を生かしてプロフィールを更新して新規リスナーが増えたりと手応えを感じました。
こうして、基礎からコツコツ積み上げ、イベントを利用することで月収100万円を達成することができたのです。
イベントでは惜しくも優勝を逃し2位という結果で悔しい思いもしましたが、イベントを利用して上がったランクはその後もキープすることができました!
そのおかげで高額の時給をゲットできたのも月収アップに繋がりました。
ランクやお金がすべてではないですが、何の取り柄も無いと思っていた自分が未経験からライバーを始めて、諦めずライブ配信を続けたことで月収100万円を稼ぐことができたという事実が本当に嬉しかったです!
ライバーで月100万円を達成するまでにやって良かったこと
目標を決めた
月収100万円を達成するまでに一番やってよかったことは、目標を決めてそれをリスナーに伝えるようにしたことです。
私の場合、月収10万円前後の頃まで目標が無く、とにかく生活できる金額を稼げてやれるところまでやれたらいいと思っていました。
当然、リスナーにも目標を伝えることがないので、ただダラダラ雑談を楽しむだけになってしまい、人はたくさん来てくれるのにアイテムはもらえず、リスナーの暇つぶしに使われるような状態になってしまいました。
そこで方針を変え、S帯を目指すという目標を決め、なぜS帯ライバーになりたいのかその理由や想いもリスナーに伝えるようにしました。
すると、その目標や想いに共感してくれたリスナーがアイテムを投げて応援してくれるようになりました。
ターゲットを決めた
次に私がやってよかったのはターゲットにするリスナーを定めたことです。
リスナーと一口に言っても、老若男女いろんな人がいます。
元気な明るい子が好きな人もいれば、癒し系が好きな人もいます。
ロングヘアが好きな人もいれば、ショートヘアが好きな人もいます。
どれだけ有名でファンの多いインフルエンサーにもアンチがいるように、人の好みは様々で、そのすべてに応えて全員に好かれるというのは現実的ではありません。
そこで私がやったのが「ターゲットを決める」ということです。
全員に好かれようとするのではなく、ターゲットにするリスナー層を決めてそのリスナーに好かれそうなコンセプトで配信することを心がけました。
嫌なこともしてほしいこともはっきり伝えた
ライブ配信を始めたばかりの頃の私は、リスナーを増やすためにはどんな人が来てどんなことを言われても笑顔で対応し、言うことをきくのが良いライバーだと思い込んでいました。
しかし、実際はそれではまったくファンが増えず、嫌なことを言うリスナーで枠が溢れかえってしまいました。
そこで、言わないでほしいことをはっきり伝えるようにしました。
逆に、どのように応援してほしいかも言葉にするようになりました。
最初は反発するリスナーや嫌がるリスナーもいましたが、徐々に理解してくれるリスナーも増え、ストレス無く配信を続けられるようになりました。
ライブ配信で稼いでいくには「継続する」というのは欠かせない要素なので、自分がストレスなく配信できるようにしたことは正解だったと思います。
心理学やマーケティングを勉強した
月収30万円を超えた頃から、心理学やマーケティングの本を読んだり講座を受ける等の自己投資を始めました。
ライブ配信はリスナーとの巡りあわせなどの運要素も大きいですが、努力で改善できるところは改善したいと考えたからです。
心理学とマーケティングの勉強をしたことで、ただひたすら長時間配信していた頃より効率よくファンを獲得できるようになりました。
枠周りをした
月収100万円を超えてからはほとんどしませんでしたが、月収50万円頃までは枠周りをしていました。
枠周りをするときは必ず目的を持ってするようにしていました。
例えば、自分より上位ランクのライバーの枠に行って、良いと思ったところや自分の配信に取り入れられそうな部分を勉強する意識で時間を決めて枠周りをするなどの工夫をしました。
無断で丸パクリしてしまうとトラブルのもとになるので、ライバーとの交流も大切にして、自分の配信でも取り入れたいと思ったことは「参考になりました!とてもいいなと思ったので私もアレンジして使ってもいいですか?」とお願いするようにしていました。
枠周りをしてリスナーとして他のライバーの配信を見ることで、リスナーから自分の配信がどう見えているだろうかとリスナーの目線に立つ意識を持つことができるようになりました。
ライバーで月100万円を達成するまでにやらなくてよかったこと
目的の無い枠周り
ライバーになったばかりの頃、リスナーから「枠周りをしたほうがいい」というアドバイスをされて、とりあえずいろんなライバーの枠に行けばいいだろうと毎日枠周りをしていました。
しかし、何のために枠周りをしているのか自分でもよく分かっていなかったので、ただリスナーとして配信を楽しむだけになってしまっていました。
今考えると時間を無駄にしていたと後悔しています。
枠周りをするときは目的を持って、時間を区切ってすることをおすすめします!
トップファンの言いなりになること
初心者にありがちな失敗なのですが、トップファン・トップリスナーの言いなりになるのはやめた方がいいです!
私も配信を始めて2〜6ヶ月の頃、この失敗をしてしまいました。
ある程度配信を続けていると、頻繁に通ってきてくれてギフトを投げてくれるリスナーが少しずつ増えてきますよね。
私の場合、そのリスナーが来なくなるとギフトがもらえなくなる・・・ランクが下がってしまう・・・と不安を感じるようになり、トップファンに嫌われないように何でも言うことを聞き、まるでそのリスナーの操り人形のように言いなりの配信をするようになってしまいました。
その結果、そのトップファンはどんどん要求をエスカレートさせ「言った通りにしないともうギフトを投げないぞ」と脅すようになり、トップファンの機嫌ばかり取る私を見て他のリスナーは離れ、ランクも収入も下がってしまいました。
そのリスナーに見切りをつけはっきり言いたいことを言うように心掛けたら、そのトップファンは来なくなってしまいましたが他のリスナーが「前より雰囲気が良くなった」と通ってくれるようになり、月収アップにつながりました。
このように、どれだけ多額のギフトをもらっていても、そのリスナーの言いなりになってしまうとそれを良く思わない他のリスナーが離れてしまい、結果的に収入ダウンを招いてしまいます。
ギフトをくれるリスナーは大切にすべきですが、線引きはした方がいいでしょう。
初心者で高い機材を揃えること
まずは形から!といきなりプロが使うような高級機材をそろえて配信を始めるのもおすすめしません。
初配信では通常の配信より注目が集まりやすく、多くのリスナーが訪れます。
アプリによって文化やリスナーの傾向は異なりますが、初配信でいきなりプロ級の設備で配信すると引かれてしまうこともあります。
また、配信経験者が初配信を装って注目を集めるためにアカウントを作り変える「転生」だと思われる可能性もあります。
出演者が一方的にエンタメや情報を届けるテレビやラジオと異なり、ライブ配信のいちばんの特徴はライバーとリスナーがリアルタイムに双方向でコミュニケーションを取れることです。
ファンになってくれたリスナーと一緒に枠を作っていくことがライブ配信の醍醐味とも言えます。
いきなり完璧なライブ配信ができなくても、発展途上であることこそライブ配信ではエンタメになるので、まずは機材や環境にこだわりすぎず配信してみてください!
今からライバーで月100万円目指す人が取るべき行動
覚悟を決める
ライバーは「おうちでスキマ時間におしゃべりするだけで稼げる」と勧誘されることもあり、楽に稼げるというイメージを持っている人もいるかもしれません。
実際、明るいライトに照らされ可愛い衣装を着て、ギフトエフェクトで画面が光っている様子を目にすると華やかな世界と感じるかもしれません。
しかし実際は「楽して稼げる」というものではありません。
他にも様々な娯楽がある中で、あなたの配信を選んで視聴してもらわなくては、月収100万円に到達することはできません。
しかし、努力次第では会社勤めをする以上に稼げるのも事実です。
今からライバーで月収100万円を目指すのであれば、本気でやるとまずは覚悟を決めましょう!
心理学・マーケティング・会話術を学ぶ
次に、心理学やマーケティングを学ぶことと、営業や接客業の会話術の動画を見るのをおすすめします!
どんなジャンルの配信でもリスナーとのコミュニケーションは必須です。
心理学やマーケティングのテクニックにはライブ配信で活かせるものがたくさんあります!
リスナーと会話をするときにただ楽しく雑談するだけでもファン化には有効ですが、心理学やマーケティングのテクニックを使うとギフトにつなげられるようになります。
また、営業や接客業のプロの会話術もライブ配信の参考になるものがたくさんあるので、配信に取り入れてみてください。
他のライバーをチェックする
枠周りをするときに他のライバーの配信内容やトーク術をチェックしてみましょう。
いいな・真似できそうだなと感じる部分はもちろんですが、実は良くないなと思う部分も参考になります。
他のライバーの良い部分は取り入れ、良くないと感じた部分も自分が配信でしてしまっていないかチェックしましょう。
他にも、その枠のリスナーがどんなコメントをしているか、それにライバーがどのようにリアクションしているか、どうやってギフトをお願いしているかなどチェックして、自分の配信で実践しましょう。
まとまった配信時間を確保する
配信時間の確保も月収100万円を目指すうえで課題になります。
月収100万円ともなると「スキマ時間で」とは言っていられず、ある程度まとまった配信時間を確保する必要があります。
もっとも、月収100万円が近づいてくると会社員より稼げることは間違いないので、ここまで来るとライブ配信を本業にしている人も多いでしょう。
ライブ配信はいつどれだけ配信するか自分次第で、会社のように時間が決められているわけではありません。
自分で毎日配信する習慣を付け、時間を決めて配信しましょう。
自分の配信の振り返りをする
月収100万円をめざすのであれば毎回自分の配信への振り返りは必ずやるべきです!
その日の自分の配信の良かったところ・悪かったところをそれぞれ記録しましょう。
良かったところは次の配信でもまたできるように、悪かったところは次の配信で改善していけば、実力がどんどんアップしていきます!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ライバー経験ゼロだった私がライブ配信アプリで月収100万円を達成するまでの流れややったことについて解説しました。
ライブ配信はスマホさえあれば誰でも稼げる可能性のある職業です。
実際、私もライバー経験0から始めて、会社員時代からは考えられないほどの収入を稼げるようになりました。
この記事が、ライバーとしてもっと稼ぎたいけれどどうすればいいのか分からないと悩んでいる人の参考になれば幸いです。
おまけ:これからライバーになる人にアドバイス
この記事を読んでくださった方の中には、ライブ配信をしてみたい、これからライバーになろうと思っているという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで最後に、これからライバーになる人にアドバイスをお伝えします。
それは、悩む前にまずやってみるということです。
おそらく、これからライバーになろうと考えてこの記事を読んだ人は「稼ぐ方法を知りたい」「具体的に何をすればいいか知りたい」と思っていたのではないでしょうか。
しかし、最初から完璧でなくてもいいのです。
私も沢山失敗しながら試行錯誤してライバーとして稼げるようになりました。
ライブ配信はリスナーと一緒に自分だけの枠を作り上げていくところが醍醐味で、毎日練習試合ができる部活のようなものです。
失敗しても翌日の配信ですぐに挽回できるのがライブ配信のいいところです。
まずは挑戦してみることをおすすめします!